2011/10/11
偽りの歴史を持つ、書。
楽天で発見
印刷技術のもたらされる以前、書物は総じて、手書きのノートでしかありませんでした。
繰り返し書き写され、人の手を経て長く、読み続けられていく、貴重書。
現代においては価値を薄れさせつつある個人の著作。綴られた時点から古色を帯び、あたかも受け継がれるに足るものであるかのように装わせてみるのは、一種の防衛策なのかもしれません。
いかなる名著も、当初は歴史など持たず、真新しいばかりの本として登場していたはずなのです。
古いものと良いものとが同義であるとは限らない。けれど新しいばかりにないがしろにされるくらいなら、装いを、古きに、してみましょう。
履歴の上げ底をする、装丁。
由緒ある、かのような新品です。
PUEBCO (プエブコ) ノートブック 「NOTE BOOK 417103」 アンティーク本のようなビンテージ加工 古い洋書のような文房具
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