何も無くても、満ち満ちて。
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水を入れるものには、何があるでしょう。
ひとつとして、ビニール袋。
平らに作られた袋に、水を溜める。
膨らんだ袋が、形を成す。
意図して作られること無い、形。
使う過程で生まれる形を、ガラスにとどめてしまいました。
ビニール袋で、水を飲む。
無為の形を、意図したデザイン。
ポーセゾンビー タンブラー グラス コップ 小松誠
ぐしゃっと、してしまえるものならば。
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ビニールを、くしゃくしゃにしてしまった。
しわだらけの姿は、捨て去られる寸前のゴミのようです。
潰すことは出来ない、硝子のコップ。
素材に不可能な有り様は、他の素材にとってのマイナス要素をさえ、デザインと見る。
特性を逆手に取った、アイデアです。
タンブラー グラス コップ くしゃくしゃのコップ クランプルワイン 小松誠
逆立ち、出来ました。
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漆黒の、グラス。
支えているのは、動物の頭。
黒一色に染められた、逆立ち姿の動物たち。
何かを、訴えるかのようです。
使う時には、逆さま。伏せて置いてこそ、順当な姿
闇色をした、影のような。実体を伴う、獣のような。
立体の影。
全てが逆転の、ダーク・アニマル。
倒錯の、デザイン。
Goody Grams 小松 誠 ANIMAL SHOT GLASS アニマルショット グラス RABBIT ラビット REINDEER トナカイ RHINO サイ GOAT ヤギ COW カウ BEAR ベアー DEER シカ グッディグラム
ひとつだけでも、同じところがあるならば。
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水差しの上に、グラス。
重ねて持ち運ぶことが出来る理由は、水差しの形に。
グラスにグラスを重ねることが出来るのは、当然。
同じ形をしているからです。
ならば一緒に使う水差しも、同じ形に。
注ぎ口が、グラスの形。
ひとつきりで置いてあっても、グラスを重ねたように見える。
その機能を忘れさせない、デザイン。
ロイヤルVKB ガラスカラフェ Kaptein Roodnat カプテイン・ロートナット royalvkb
居場所は全て、決まっています。
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カップ。ソーサー。スプーン。
すべて揃ってこそのアイテムならば、揃った時こその、デザインを。
ひとつのソーサーからはみ出しながらも、スプーンはぶつからずに並ぶのです。
パズルのように、組み合わさる。
不思議な形の取っ手には、ちょうど親指が収まります。
ぴたりとはまる、デザイン。
FINDING CHESKA M2T DESIGN WORKSHOP ファインディングチェスカ コーヒーカップ
どうか私に、光をあてて。
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すべて外見は、光、あってこそ。
そのものだけをいくら見つめても、見えないものが、あるのです。
環境の存在しない物体など、ありえない。
見せられるのは光の、幾何学。
環境を含めたすべてが、人の感じる美しさ、なのでしょう。
反射の光を、デザインする。
近視眼的なデザインからの、脱却。
Emmanuel Babled COVO Bei ロンググラス エマヌエルバブレ コーヴォ ロンググラス
外と内とに、居場所をあげる。
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取っ手の代わりに小さな輪。
舟を漕ぐのに使うオールは、船の横につけておく。
同様に
カップの中を混ぜるスプーンを、カップの横につけておく。
オールに見立てた、スプーンの居場所。
滴が垂れる使用後は、カップの中に下げましょう。
カップの縁を貫く輪っかは、内側にもスプーンの居場所を作っているのです。
ひとつの輪が作り出す、二つの置き場所。
ANELLO アネッロ マグカップ&ティースプーン
豪華さは所詮、見せ掛けです。
折りたたまれた、お洒落なカップ。
紙コップに個性を与える、カップホルダーなのです。
紙コップに、アンティーク風の取っ手が、アンバランス。
コップにも、いろいろある。けれどどれも、コップ。
同じコップでも待まったく別物に見えてしまう、別系統のデザイン。
それをあわせてしまう、ミスチョイスのデザイン。
SALCO bonboog サルコ ペーパーカップホルダー 水色に白の大きめ水玉
苦情を生かして、下手に出る。
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持ち手が邪魔で、重ねられない。
受け皿の隅は、スプーンを置くには狭すぎる。
飲む直前まで、蓋が欲しい。もちろん、後で置く場所に困るのは、嫌。
カップに対する、不満。
不便をあきらめない、ある種の欲。
マイナスの発想から生まれたプラス思考。
重ねられるように作られた、取っ手。
ソーサーに備わった、収納力。
そして、受け皿は、蓋にも。
紅茶を入れて蓋をしたカップを運び、ミルクを入れ、スプーンで混ぜる。不要になったスプーンとミルクの空は、不要になった蓋に詰めて、カップの下へ。
使うタイミングを考えた、節約のアイデア。必要なときにだけ、使えれば良い。
カップ&ソーサー 建築家 坂 茂 Shigeru Ban prototype No 2
支えながらも、包み込む。
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宙に浮かぶ、円盤。
土星のような。
そそり立つ持ち手は、カップのもの。
風変わりな、カップアンドソーサー。
飲み心地の追求を考え、極限まで薄く作られた陶器。
薄ければそれだけ、冷めてしまうのが早くなる。冬などは、準備をしている間にも。
暖かさを保つために形を変えた、丸く包み込むソーサー。
平らさを、捨てた。
理屈で作られた、合理性のデザイン。
カップ&ソーサー 建築家 青木淳 Jun Aoki Tea for Two
idea the design