下にも置かない扱いと、吊るし上げ。
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空間の、天地を無視するプランター。
上下を反転した、トリック写真のようにさえ見えてしまいます。
地上から空に向けて枝葉を伸ばすのが、植物のありふれた自然な、姿。まさかの、反逆です。
ガーデニングの革命スカイプランター (SKY PLANTER) ニュージーランド人デザイナー PATRICK MORRIS (パトリック モリス)
はっきりしないのは、水を差そうとするからです。
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狭間に位置する、曖昧さ。
欧米では役割分担が厳しく、人の仕事を手伝うことは仕事を奪うこととして、あまり喜ばれないとか。日本人が互いに助け合うことを善しとするのも、あるいは独特の曖昧さを好む国民性にあるのかも知れません。
存在意義さえあやふやな、もうひとつの価値を持つフラワーベース。剪定で切り取られるべき枝にも似た突起部は、水をそそぐ注ぎ口です。
水差しと花瓶を行き来する、立ち位置さえ明確にはならないデザイン。
白黒付かないからこそ状況に応じて融通も、利く。
互いに水を遣りあえるのなら、曖昧さこそが思いやりであると言うべきでは、ないでしょうか。
ideaco (イデアコ) Jin Kuramoto blur vase(ブラーベース) あいまいな花器 デザインフラワーベース
奔放な貴方の、赴くままに。
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自由な形を捩曲げて、不自然な整然を装う。美しさとはそのように自然を否定するばかり、では無いはずです。
育った姿は、そのまま。
まっすぐに育ってくれなくても受け止める、柔軟な器があれば良いのです。
無形の水を通す、蛇腹のストロー。いつもは合わせられている形を、茎の形に合わせます。
テーブルから吸い上げたのは、一輪の花でした。
100% Straw Vase 一輪挿し ストローベース 坪井 浩尚 Hironao Tsuboi デザインフラワーベース 花瓶
私のようなものに敷物など、勿体ない。
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花瓶は花の、引立て役。レース編みを敷いて頂くなど身に余ること、と恐縮してしまったのでしょうか。
ドレスのようにレースを纏った、清楚な姿のフラワーベース。
いつも自分に用意されるセンターピースの役までも、自ら買って出てしまったようです。
エアコンディションド AIRCONDITIONED 「DOILY VASE」 ( ドイリー ベース) 繊維凝固技術のフラワーベース 鉤針編みのテーブルセンター
idea the design