新しい音楽を、伝統の衣装で。
ロシアの伝統、マトリョーシカ。開けても開けても中から小さな個体が出てくる、フラクタルな人形です。
どこか不気味な気配を感じてしまうのは、私がロシア人ではないから、なのでしょうか。
それにくわえて怪しげに手をかざす様子はもう、疑いようも無く奇妙です。まるで奇術師のように。
入れ子になっていない、マトリョーシカ。
中身は、機械です。世界最古の電子楽器、テルミン。
なぜマトリョーシカなのか。恐らくは、テルミンの発明者がロシア人であるから、ではないかと思います。
このマトリョミンの開発者は、日本人なのですが。
マトリョミン テルミン マトリョーシカ エレキ楽器 竹内正実
道無き道に作った道は、倒れた。
ドミノ倒しの醍醐味は、並べることではないのでしょうか。
トラックの積荷にするだけで、勝手に並べていただける自動ドミノマシン。走りながらドミノを落としていく様子は、なかなかに微笑ましいものがあります。
他にするべき事といえば、ちょん、とつついて倒すだけ。
準備万端整えられた狩り場で矢を射るだけの遊びがしたい、という王様のような人にお勧めです。
自動でドミノを並べてくれる楽しいトラック 自動ドミノトラック 未来創造堂で紹介されていました
つまみ、ですよね。
つい手を出してしまうもの。
テーブルの上に置かれていると止まらなくなってしまうもの。
つまみとして人気の高い枝豆の秘密は、味ではなくぷにぷに感にあるのだろう、と考えた方がいらっしゃいました。
いつまでも、押し出し続けることが出来る無限エダマメ。
エダマメ潰したいけど食べたくない、と常々考えておられた方。またはダイエットにどうぞ。
本物の豆のように大小があるわけではありませんが、何故かランダムで、顔が、違います。
無限エダマメ ∞エダマメ 無限枝豆 バンダイ
光る、メッセージ。
回転の脅威です。
たった一つの小さなライトをとりつけたタイヤが、回転することでメッセージを浮かび上がらせる。残像によって成立するファッションです。
道行く人に伝えたい何かをお持ちの方に、お勧めです。
LEX LAMPEX LED文字表示装置 自転車文字装置
手放しで喜ぶ、新たな輪。
一輪車、とは呼べませんね。大小ひとつづつ、のタイヤが見えています。
まったく新しい乗り物、とのことですが、どこか大昔の自転車にも見えるフォルムです。
両手が自由になると言う点は、もちろん旧自転車とは大違いですが。
マジックホイール The MagicWheel
横滑りの、進歩。
スケートボードではなく、インラインスケートでもない。双方を合わせた新しいスポーツ。
移動手段の革新など、これ以上の必要があろうかとさえ思われる時代にあって、それでも生まれる新しさ。
不自由なく歩けているのに、敢えて不安定な方法を試したい、と欲する不思議な欲に乾杯です。
XLIDER エクスライダー
立体のイラストを、書き込むために。
右目と左目は違うものを見ている。
なんだか哲学的な言葉にも聞こえます。
青と赤のフィルタを通して、左右で異なる線を見る。
左右の目で見た像に差があれば、立体に見える。目が二つあることの、強みです。
その特性に付け込んで、騙してしまう二色メガネ。
左右それぞれに見せるための像を、赤と青、それぞれの色で分ける。赤いフィルタを通せば青い像、青いフィルタを通せば赤い像だけが目に見える。
3Dめがねで見える立体は、そんな手法で書かれた絵だけ。
だから絵の方も、自分で描いてしまおうというアイテム。
コンパスに似た形の筆記具は、二色の色鉛筆で二本の線を書く道具。
コンパスの針を、もう一本の鉛筆に代えた、ただそれだけのようでもありますが。
MoMA 3D ドローイングキット William Warren Carl Clerkin 3D Doodle Kits
科学の目で見た、写真撮影。
ミクロの世界をのぞいてみる。
繊維やお札の透かしを見れば、研究者ならずとも、楽しめます。
顕微鏡を家に置く、というのもありなのですが、少しばかり、敷居が高い。
カメラならば。
見るだけでは終わらず写真を取れる、顕微鏡カメラ。
お札の透かし、解明したい人にもお勧めです。
デジタル顕微鏡カメラ X-Loupe エックス ルーペ
笑って欲しい、私のために。
人にとって、笑い、は大切な要素です。誰かが笑えば、つられて笑顔になったり。
いつも笑顔でいてくれる、そんな人が身近にいると幸せですね。
ただただ、笑い転げてくれる。それだけの玩具です。
くすぐってやれば、笑う。とても単純で明快な思考に、癒されるのでしょうか。
人を笑わせる自身が持ちたくなったら、お供としてどうぞ。
くすぐりエルモ X エックス セサミストリート TMX Elmo 10th Year Anniversary
押しつぶされても、いつまでも。
決して。つぶされるために作られたわけでは、無いはずです。
にもかかわらず、多くの人がつぶした経験を持つ。
理不尽といえば理不尽な、かわいそうな存在なのかもしれません。
そんなプチプチもとうとう、電子玩具に進化したのです。
今度こそ、つぶされるためだけに、存在する。
本末転倒のこのアイテム。もしかしたら、エコを考えてのこと、なのでしょうか。
∞プチプチ 無限プチプチ ぷちぷち
idea the design